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■細胞医薬品、兵庫の医薬品メーカーが初申請へ 骨髄移植の副作用を抑制 [健康ダイジェスト]

 医薬品メーカーの「日本ケミカルリサーチ」(兵庫県芦屋市)は12月29日、骨髄から取り出して培養した幹細胞を「医薬品」として製造、販売するための承認申請を年度内に出すことを明らかにしました。細胞を医薬品として申請するのは国内初だと説明しています。
 細胞の医療への利用は、国が将来有望な産業分野として、2014年秋に施行される改正薬事法(医薬品医療機器法)で推進する方針。iPS細胞(人工多能性幹細胞)を始めとする再生医療製品の普及に向けた先行事例となりそうです。
 日本ケミカルリサーチによると、今回の幹細胞は、白血病などの治療のために他人の造血幹細胞を移植された患者に起こる「移植片対宿主病(いしょくへんたいしゅくしゅびょう、GVHD)」の治療に使用します。移植された骨髄などの中の免疫細胞が患者の体を「異物」とみなして攻撃してしまう病気で、日本造血細胞移植学会によると年間約1200人が重い移植片対宿主病を発症。このうち約500人は治療薬が効かず、死に至ることがあります。
 同社は、この攻撃を抑えるタンパク質を出す特殊な幹細胞を、健康な第三者の骨髄から採取。培養で大量に増やし、凍結保存しておきます。必要な時に解凍し、患者の体に点滴で投与すると、幹細胞から出るタンパク質が免疫細胞による攻撃を抑えます。
 経済産業省によると、同様の治療用細胞はカナダとニュージーランドで承認されています。日本ケミカルリサーチは2014年中に臨床試験を終える予定で、2015年にも売り出したい考えといいます。

 2014年1月1日(水)

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さくら君

明けましておめでとうございます(^^*)!
昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします♪
by さくら君 (2014-01-02 01:19) 

はせお

あけましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になりました
今年も宜しくお願い致します
with リリー♪
by はせお (2014-01-02 13:46) 

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