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■梅毒の患者、若い女性に急増し2211人に上る 1999年以降で最多 [健康ダイジェスト]

 性感染症の梅毒の患者が今年、2000人を超え、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多くなったことが国立感染症研究所のまとめでわかりました。専門家は、予防と早期の受診を呼び掛けています。
 梅毒は、性的な接触などによって起きる細菌性の感染症で、早期に抗生物質などで治療すれば治ります。しかし、発疹などの症状を長年、放置していると体のまひなどを引き起こす恐れがあるほか、妊娠中の母親が感染すると、死産や子供に重い障害が残る可能性もあります。
 国立感染症研究所によりますと、今年に入って11月15日までに全国の医療機関から報告された梅毒の患者は、2211人に上り、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多くなりました。
 梅毒の患者の報告数は、10年ほど前から増加傾向にありましたが、2008年の831人をピークに2010年には621人まで減りました。しかし、2011年から急増し2014年は1671人でした。
 今年の患者のうち、女性の患者は昨年の同じ時期の2倍に上っており、妊婦中におなかの胎児にまで感染し、知的な発育の遅れ、運動障害などを引き起こす恐れのある先天梅毒となったケースも10人報告されています。
 感染症の問題に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、「不特定多数の人と性的な接触をしたり、コンドームを不適切に使用したりすると感染するリスクが高まる。疑わしい症状が出たら、早めに医療機関を受診してほしい」と話しています。

 2015年11月28日(土)




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