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■がん新薬で重い糖尿病を発症 厚労省が注意呼び掛ける [健康ダイジェスト]

 皮膚がんなどの治療薬を投与された患者が重い糖尿病を発症していたことがわかり、厚生労働省は薬の投与との因果関係が否定できないとして、医療機関などに対し注意を呼び掛けています。
 注意を呼び掛けている薬は、大阪市に本社がある小野薬品工業が製造・販売する「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)で、皮膚がんや肺がんの治療薬として使われています。
 厚労省によりますと、今年1月までの1年半の間にこの薬を投与された患者7人が重い1型糖尿病を発症し、このうち50歳代から70歳代の患者4人については薬の投与との因果関係が否定できないということです。
 厚労省は医療機関や日本医師会、日本糖尿病学会、自治体などに対して、患者に発熱や体重の減少などの症状が現れ、重い糖尿病を発症する副作用が疑われる場合は、薬の投与を中止するなど注意を呼び掛けています。
 オプジーボは、新しい仕組みで免疫細胞ががんを攻撃する力を強める治療薬で、添付文書は2015年11月にすでに改訂済みなものの、同12月に肺がんにも適用が拡大され使用患者の増加が見込まれることから、医療機関などに適切な対応を求めました。
 小野薬品工業は、「薬が安全に投与されるよう医療機関に情報を提供していきたい」と話しています。

 2016年1月31日(日)




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