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■メタボ健診で「正常なレベル」の人は2割未満 健保連が326万人を調査 [健康ダイジェスト]

 40~74歳を対象とした特定健康診査(メタボ健診)を受けたサラリーマンらのうち、健康の目安となる「血圧」「脂質」「血糖」「肝機能」の4項目の数値すべてが厚生労働省の定める基準範囲内だった「正常なレベル」の人は5人に1人にとどまったことが、健康保険組合連合会(健保連)の調査でわかりました。
 健保連は約1400の健康保険組合で構成し、主に大企業の従業員と家族ら約3000万人が加入。このうち433の健康保険組合が、2014年度にメタボ健診を受けた約326万人の血圧、脂質、血糖、肝機能のデータを分析しました。
 調査結果では、4項目すべてで健康の目安基準をクリアしたのは、約62万人で全体の19・0パーセント。基準に届かず「生活習慣改善のために保健指導が必要」と判定されたのは、約107万人で全体の32・7パーセントでした。さらに大きく基準を外れ、健康リスクが高く「医療機関の受診が必要」と判定されたのは、約158万人で48・3パーセントに上りました。
 全対象者のうち36・9パーセントが「肥満」に該当し、どの年齢層でも肥満が4割近くを占めていました。なお、肥満の判断基準は、内臓脂肪面積が100cm2以上またはBMI25以上で、腹囲が男性では85cm以上、女性では90cm以上と定義されました。
 肥満、「非肥満」別にみると、非肥満者では血圧、脂質、血糖の3つの項目が基準範囲内である人が約半数を占めましたが、肥満者では2割に満ちませんでした。肝機能を加えた4つの項目の健康リスクの分布状況をみると、「医療機関の受診が必要」と判定されたのは、非肥満者では39パーセントだったのに対し、肥満者では65パーセントと半数を超えていました。
 また、肥満者では、非肥満者に比べて、複数の項目の健康リスクを保有する割合も高いこともわかりました。
 さらに、生活習慣病の治療薬を服用している割合は、非肥満者の13・3パーセントに対し、肥満者では31・3パーセントでした。
 健保連は、食事や運動など生活習慣の見直しによる改善を呼び掛けています。

 2016年9月18日(日)

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