■昨年の地球の気温、二酸化炭素濃度、海面高が過去最高に アメリカ政府機関が年次報告 [健康ダイジェスト]
世界の気候に関する年次報告書「気候の状態」が10日に発表され、2016年の地球では気温や海面の高さ、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出量といった一連の指標で、近代史上最高を記録したことが明らかになりました。
アメリカの海洋大気局(NOAA)と気象学会(AMS)が毎年発表する年次報告書「気候の状態」の作成には、世界60カ国余りの科学者500人近くが協力。発表された2016年版では、地球温暖化が引き続き進行し、そのペースが緩む兆しもみられないことが一連の主要気候指標から示されたと指摘しています。
報告書では、「昨年の記録的な暑さの原因は、長期にわたる地球温暖化と、年初に起きた強いエルニーニョ現象が重なったことにある」としています。
地球表面の平均気温は、これまでで最も高かった2015年よりもおよそ0・1度上がり、3年連続で観測史上、最も暑い1年になったということです。北極の地表面の平均気温は、1981~2010年の年間平均を2度上回っり、1900年の観測開始時から3・5度高くなりました。
世界の海面の高さは、北極や南極の氷が溶けるなどして上昇。平均海水面は人工衛星での観測が始まった1993年と比較して、8・2センチ上昇し、過去最高を更新しました。
大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は、平均で402・9ppmに達し、近代観測史上で初めて400ppmを突破しました。そのほか、陸地の12%で深刻な干ばつになるなど異常気象が起きています。
報告書は、「温暖化は人類とすべての生命が直面する最大の問題の1つだ」として、警鐘を鳴らしています。
2017年8月11日(金)
アメリカの海洋大気局(NOAA)と気象学会(AMS)が毎年発表する年次報告書「気候の状態」の作成には、世界60カ国余りの科学者500人近くが協力。発表された2016年版では、地球温暖化が引き続き進行し、そのペースが緩む兆しもみられないことが一連の主要気候指標から示されたと指摘しています。
報告書では、「昨年の記録的な暑さの原因は、長期にわたる地球温暖化と、年初に起きた強いエルニーニョ現象が重なったことにある」としています。
地球表面の平均気温は、これまでで最も高かった2015年よりもおよそ0・1度上がり、3年連続で観測史上、最も暑い1年になったということです。北極の地表面の平均気温は、1981~2010年の年間平均を2度上回っり、1900年の観測開始時から3・5度高くなりました。
世界の海面の高さは、北極や南極の氷が溶けるなどして上昇。平均海水面は人工衛星での観測が始まった1993年と比較して、8・2センチ上昇し、過去最高を更新しました。
大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は、平均で402・9ppmに達し、近代観測史上で初めて400ppmを突破しました。そのほか、陸地の12%で深刻な干ばつになるなど異常気象が起きています。
報告書は、「温暖化は人類とすべての生命が直面する最大の問題の1つだ」として、警鐘を鳴らしています。
2017年8月11日(金)
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