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■シリアル商品から基準を超える殺菌剤を検出 日清シスコが回収へ [健康ダイジェスト]

 伊藤忠商事は3日、輸入した大麦の一部から基準を超える殺菌剤が検出されたことを明らかにしました。また。この輸入大麦を原料にしたシリアルを販売していた日清食品グループの日清シスコは、商品の一部から基準を超える殺菌剤が検出されたとして、合わせて31万5000個を回収すると発表しました。
 伊藤忠商事によりますと、昨年8月にオーストラリアから輸入した約85トンの大麦の一部から、殺菌剤の「アゾキシストロビン」が法律で定められた基準の5倍の値で検出されたということです。このうち、およそ40トンは食品メーカーに販売されシリアルなどに使われたとしています。
 日清シスコが回収する対象は、「1日分のスーパー大麦グラノーラ」の2種類の商品で、「4種の彩り果実」は賞味期限が2018年7月13日から10月14日までの商品、「3種のまるごと大豆」は賞味期限が2018年8月24日から10月15日までの商品。
 日清シスコは対象の商品を食べても健康に悪影響を与える恐れはないとしていますが、購入した人は食べないように呼び掛けています。
 また、問い合わせはお客様相談室の0120-825-066で、対象の商品は着払いで郵送すれば後日、代金相当の金券を返却するということです。
 一方、この問題で、農林水産省は、伊藤忠商事が法律に違反した食品を輸入したとして、米と麦の輸入業務で指名停止処分にすることにしています。輸入大麦の半数近くの約40トンはすでに消費されたとみられていますが、農水省は「健康に悪影響を与える恐れはない」としています。一方、輸入大麦の残りの約45トンは在庫などで市場には出回っていないとしています。
 伊藤忠商事は、輸入前の段階で誤って殺菌剤が混入したものとみて原因を調べるとともに、保健所にも問題を報告しました。同社は、「消費者や関係者に心配と迷惑をかけ、深くおわびいたします」と話しています。

 2018年4月4日(水)

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