■医科歯科大など、免疫細胞の元になる細胞の大量培養に成功 新治療法の基盤にも [健康ダイジェスト]
体を守るさまざまな免疫細胞の元になる細胞を取り出して大量に増やすことに、東京医科歯科大学などの研究チームがマウスを使った実験で成功し、感染症などの新たな治療法の開発につながる可能性があるとしています。
東京医科歯科大学とドイツのマックスプランク研究所などの共同研究チームは、マウスの骨髄の中からさまざまな免疫細胞に変化することができる「CLP」と呼ばれる血液前駆細胞を取り出し、特殊なタンパク質を混ぜた培養液に入れたところ、10日間で約1000倍に増やすことに成功したということです。
そして、増えた細胞を免疫細胞に変化させてマウスに注入したところ、体内で正常に働いたということです。
研究チームによりますと、これまでも遺伝子を操作することで免疫細胞の元となる血液前駆細胞を増やす技術は試みられているということですが、細胞ががん化するリスクがあったということです。
東京医科歯科大学の河野洋平助教は、「感染症やがんの新たな治療法の基盤として、非常に意味のある成果だ」と話しています。
2018年5月13日(日)
東京医科歯科大学とドイツのマックスプランク研究所などの共同研究チームは、マウスの骨髄の中からさまざまな免疫細胞に変化することができる「CLP」と呼ばれる血液前駆細胞を取り出し、特殊なタンパク質を混ぜた培養液に入れたところ、10日間で約1000倍に増やすことに成功したということです。
そして、増えた細胞を免疫細胞に変化させてマウスに注入したところ、体内で正常に働いたということです。
研究チームによりますと、これまでも遺伝子を操作することで免疫細胞の元となる血液前駆細胞を増やす技術は試みられているということですが、細胞ががん化するリスクがあったということです。
東京医科歯科大学の河野洋平助教は、「感染症やがんの新たな治療法の基盤として、非常に意味のある成果だ」と話しています。
2018年5月13日(日)
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