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■認知症で行方不明、昨年1万5863人 高齢者増を反映して最多を更新 [健康ダイジェスト]

 昨年1年間に全国の警察に届け出があった行方不明者のうち、認知症が原因だった人は前年比431人増の1万5863人で、統計を取り始めた2012年以降、5年連続で最多を更新したことが14日、警察庁のまとめで明らかになりました。
 行方不明者全体が8万人台と横ばいで推移する中、認知症の人が占める割合も2012年に比べて約7ポイント上昇し、18・7%に上りました。
 警察庁によると、2017年の認知症の行方不明者のうち、55・8%に当たる8851人が男性で、女性が7012人でした。都道府県別の届け出数は、大阪府の1801人が最多で、埼玉県1734人、兵庫県1396人、愛知県1341人、東京都1284人と続きました。最も少なかったのは、島根県の38人でした。
 2016年以前に届け出のあった125人を含めて、昨年中に無事が確認できた認知症の行方不明者は、1万5166人。確認されるまでの期間は、届け出当日が72・7%に当たる1万1027人、2~7日目が26・6%に当たる4034人で、99・3%は1週間以内に発見されていて、早い段階での対応が命を救うカギとなっています。一方で、行方不明中に列車にはねられたり、側溝に転落したりするなどして死亡が確認されたのは、470人でした。
 昨年の全体の行方不明者は8万4850人で、2016年と同数でした。2012年が8万1111人、2013年が8万3948人、2014年が8万1193人、2015年が8万2035人と横ばい傾向が続いています。行方不明になった原因をみると、「その他」を除き、昨年初めて「認知症」が最多となりました。
 行方不明者全体を年代別でみると、最多は20歳代の1万7052人でしたが、70歳代の9425人と80歳代以上の1万476人は2012年に比べてそれぞれ2割増、6割増となりました。
 警察庁の担当者は、「認知症の高齢者の増加を反映して行方不明者が増えているが、素早い対応が無事につながる。今後も自治体などとの連携を深めていきたい」と話しています。

 2018年6月15日(金)

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かんたんお小遣いかせぎ

今後も参考にさせていただきます
by かんたんお小遣いかせぎ (2018-06-16 18:36) 

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