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■風疹患者が1000人超える 2014年以降の5年間では初 [健康ダイジェスト]

 風疹の患者数が10月1〜7日までの1週間でさらに151人増え、今年の患者は2014年以降の5年間では初めて1000人を超えて、1103人となりました。
 新たな患者は5週連続で100人を超えており、国立感染症研究所は妊娠した女性が感染した時に赤ちゃんに障害が出る「先天性風疹症候群」が増える恐れがあるとして、女性は妊娠する前に2回ワクチンを接種するほか、妊婦の家族などもワクチンの接種が重要だと呼び掛けています。
 都道府県別では東京都が前の週から45人増えて362人、千葉県が20人増えて216人、神奈川県が21人増えて132人、埼玉県が7人増えて78人、愛知県が5人増えて61人などとなっており、首都圏の患者が全体の7割以上を占めています。
 患者はほとんどが成人で、国の予防接種制度の変更で、ワクチン未接種の人が比較的多い30~50歳代の男性がとりわけ多くなっています。
 風疹は妊娠20週までの女性が感染すると、胎児が先天性風疹症候群を発症し、心臓病や難聴、白内障などを起こす恐れがあります。妊娠初期ほど発症しやすく、妊娠1カ月で50%以上、2カ月で35%、3カ月で18%、4カ月で8%ほどといわれています。
 ワクチンには弱い感染力のあるウイルスが含まれ、妊婦は接種できません。厚生労働省は妊婦に対し、患者が発生している地域では外出を控え、人混みを避けるよう注意喚起しています。

 2018年10月16日(火)

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