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■精神科、1年以内に退院が86%に上る 新規入院患者60万人を調査 [健康ダイジェスト]

 精神科に新たに入院した患者の8割以上は、1年以内に退院しているとする調査結果を、医療経済研究機構などの研究チームがまとめました。
 入院期間が長期化した場合、精神障害者の社会復帰が難しくなる傾向があるため、厚生労働省は2014年、新たに入院する場合は原則1年未満で退院する体制を確保するよう、医療・福祉関係者らに求める指針を策定しています。
 研究チームは、厚労省のデータベースを活用し、2014年4月から2016年3月にかけて、全国約1620カ所の精神科病院などに新規に入院した約60万6000人について、退院までの日数を調べました。
 その結果、入院患者の64%は90日以内に退院し、1年以内では86%に上りました。認知症患者が対象の病棟に限ると68%でした。90日以内の退院率は病院ごとに大きく異なり、精神科救急は46~96%、認知症治療病棟では0~88%となりました。
 調査対象に、精神科に入院する患者の約2割を占める生活保護受給者は含まれていません。
 研究チームは、「病院によって退院率に差があることが確かめられた。各病院には、治療方針を検討する参考にしてほしい」と話しています。

 2018年10月15日(月)

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