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■新型コロナウイルスによる肺炎患者9人が出産 赤ちゃんへの感染は確認されず [健康ダイジェスト]

 妊娠後期に新型コロナウイルスによる肺炎になった妊婦9人が、健康な赤ちゃんを出産し、赤ちゃんへの感染を示す証拠は確認されなかったと、中国の武漢市の大学病院などの研究チームが発表しました。
 新型コロナウイルスの感染拡大が続く武漢市の大学病院などの研究チームは、妊娠後期にウイルスに感染して肺炎を発症した26歳から40歳の9人の妊婦の経過などについてまとめた論文を、医学雑誌「ランセット」に発表しました。
 それによりますと、9人は1月20日以降、妊娠36週から39週の間に帝王切開で出産し、特別な治療が必要な赤ちゃんは、いなかったということです。
 9人の肺炎の症状は比較的軽く、7人に発熱、4人にせきなどの症状がありましたが、出産後に検査ができた6組の親子では、羊水やさい帯血、赤ちゃんののどの粘膜などにウイルスは検出されず、母親から赤ちゃんに感染することを示す証拠は、なかったとしています。
 一方で、研究チームは、今回は限られた人数での研究であり、妊娠初期や中期に感染した場合の赤ちゃんへの影響は、まだわかっていないとしています。
 妊婦の感染症に詳しい神戸大学の山田秀人教授は、「胎児に感染しなかったのは、安心材料である一方、妊婦が肺炎を発症している事実はある。過剰に不安になる必要はないが、妊婦はインフルエンザなどでも重症化しやすい傾向があるので、一般的な感染予防を心掛けてほしい」と話しています。

 2020年2月13日(木)

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