SSブログ

■新型コロナウイルス、中国の感染者8万人超 ヨーロッパでも休校措置 [健康ダイジェスト]

 中国では、新型コロナウイルスへの感染者が8万人を超え、韓国でも4000人を上回りました。一方、新型コロナウイルスの感染が広がっているヨーロッパでは、イタリアやフランスで休校の措置がとられるなど各国で対策が強化されています。
 中国の保健当局の国家衛生健康委員会は1日、新型コロナウイルスへの感染が確認された人が新たに202人増えて、累計8万26人になったと発表しました。また、死亡した人は、湖北省で42人確認され、中国での死者は累計2912人になりました。世界全体での死者は、累計3000人を超えました。
 中国で新たに感染が確認された202人のうち湖北省以外は6人で、4日連続で1ケタにとどまっています。また、新たに感染が確認される人は一時期に比べて減少していますが、専門家は、感染者の中には入院の際に発熱の症状が見られなかった人が半数以上いたというデータを明らかにし、警戒を呼び掛けています。
 保健当局の専門家チームのトップを務める鍾南山氏らは、アメリカの医学雑誌に論文を発表し、1月29日までに中国各地で感染した1099人のデータを分析したところ、半数以上が入院の際に発熱の症状が見られなかったことを明らかにしました。
 また、重症ではない患者877人のうち17・9%はエックス線を使った診察などでも異常が見られなかったということで、こうした要因が初期段階の診断を難しくしていると指摘し、警戒を呼び掛けています。
 一方、韓国では、新型コロナウイルスへの感染者がさらに476人増えて、4212人になりました。このうち、新興宗教団体の教会で集団感染があった南東部の大邱(テグ)で3081人と3000人を超えたほか、首都ソウルでは新たに4人の感染が確認され、91人となっています。死者の数は4人増えて、22人となりました。
 一方、ヨーロッパでは2月下旬にイタリア北部のロンバルディア州で感染者が見付かり、これまでに感染が確認された国は20カ国以上に上っています。
 このうちイタリアでは1日、感染者が前の日より500人以上増えて1694人になったほか、死者は前の日より5人増えて34人となりました。イタリア政府は、感染が相次いでいる北部の11の自治体を1週間余りにわたって事実上、封鎖していた措置を当面続けると発表しました。
 また、ロンバルディア州を含む北部の3つの州や集団感染が確認された地域では、2月下旬から行っている学校の休校措置を3月8日まで延長するとしています。
 感染者の数が130人となったフランスでも、全土で5000人以上の規模のイベントを中止にしたほか、集団感染が確認されたパリ近郊の自治体などで学校の休校措置に踏み切るなど対策を強化する動きが広がっています。

 2020年3月2日(月)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。