■新型コロナウイルス、愛知県で62人の感染確認 山梨県で初の感染確認、60歳代男性会社員

　名古屋市は６日夜、新たに市内に住む男女５人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。愛知県内での感染確認は、これで62人になりました。
　名古屋市によりますと、６日に新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたのはいずれも日本国籍で、市内に住む70歳代の男性３人と、70歳代の女性１人、90歳代の女性１人の計５人です。
　５人は全員、市内でこれまでに感染が確認された人と接触していたということです。５人は全員、容体が安定しているということです。
　山梨県も６日夜、県内在住の60歳代男性会社員が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。山梨県内での感染者の確認は、これが初めて。
　男性は現在、中央市の山梨大病院に入院しており、症状は軽いといいます。
　県によると、男性は１人暮らしで、２月21日から23日まで大阪府と和歌山県に自家用車で旅行に行き、大阪府内では電車で移動していました。28日夜に37度台の発熱があり、自宅療養。４日にかかりつけ医を受診したものの、呼吸器症状はなく肺炎とは診断されませんでした。
　５日に別の医療機関で受けたＰＣＲ検査で陰性だったものの、コンピューター断層撮影装置（ＣＴ）検査で肺炎の所見が見られ、６日の再検査で感染が確認されました。
　６日夜に記者会見した山梨大病院によると、男性は大阪府を訪れた際にライブハウスに行っていました。病院は、場所や店名は把握していないとしています。
　男性は３日に、マスクを着けて近くのスーパーやドラッグストアを訪れていましたが、県は男性が住む市町村名を公表しませんでした。
　長崎幸太郎知事は、「現時点では濃厚接触者がいるとは考えにくい」として、感染拡大の恐れがないため公表しない方針を示しました。

　２０２０年３月７日（土）

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