■新型コロナウイルス、埼玉県で３人感染確認 大阪府で13人感染確認、ライブハウス訪問者や家族など

　さいたま市と埼玉県行田市で合わせて３人の女性が新たに新型コロナウイルスに感染したことが、６日夜、わかりました。市と県は、３人の詳しい行動歴や濃厚接触者などについて調べることにしています。
　新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、さいたま市の40歳代の会社員の女性と、５日に感染が確認された県農業技術研究センターの男性職員の家族で行田市に住む60歳代の妻と30歳代の娘の合わせて３人です。
　このうち、さいたま市の40歳代の女性は、複数の感染者が確認されている大阪市北区のライブハウス「Ｓｏａｐ ｏｐｅｒａ ｃｌａｓｓｉｃｓーＵｍｅｄａー」（ソープオペラクラシックス梅田）を２月23日に訪れていました。
　大阪から戻った２月25日午後からは東京都内の勤務先に通勤していましたが、「ライブハウスを訪れた人から感染が確認された」という報道を受けて、６日、市の保健所に相談し、検査を受けたところ感染が確認されました。女性は市内の医療機関に入院しましたが、症状は軽いということです。
　埼玉県内で発表された新型コロナウイルスの感染者は、この女性で６人となりました。
　一方、大阪府は６日夜、府内で新たに13人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。全員が、集団感染が起きたとみられる大阪市内のライブハウスを訪れていた人や、その家族などだということです。
　大阪府によりますと、新たに感染が確認されたのは、20歳代から60歳代までの男女13人です。このうち８人は、集団感染が起きたとみられる大阪市北区のライブハウス「Ｓｏａｐ ｏｐｅｒａ ｃｌａｓｓｉｃｓーＵｍｅｄａー」（ソープオペラクラシックス梅田）のコンサートに、２月19日か23日に客や関係者として訪れていました。
　また４人は、ライブハウスを訪れた人の家族や同僚、さらには感染が確認された人が受診した医療機関の職員です。
　もう１人は、集団感染が起きたとみられる大阪市都島区のライブハウス「大阪京橋ライブハウスＡｒｃ」を訪れた客の60歳代の母親だということです。
　４日に感染が確認されていた50歳代の男性が、大阪市北区のライブハウス「Ｓｏａｐ ｏｐｅｒａ ｃｌａｓｓｉｃｓーＵｍｅｄａー」の客だったこともわかり、大阪府は会見で「ライブハウスの情報が公開されたことで、軽症の人や症状がない人でも受診や検査につながっている」としています。
　大阪府内で感染が確認された人は31人となり、府は、感染している人の行動などをたどる調査を徹底するとしています。

　２０２０年３月７日（土）

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