■新型コロナウイルス、兵庫県姫路市で２人感染確認 病院の女性看護師と男性患者

　兵庫県姫路市は10日、市内の病院に勤務する女性看護師と入院中の男性患者の２人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。この病院では別の女性看護師も感染が確認されており、市は院内感染が起きている可能性があるとして調査を進めています。
　姫路市によりますと、新たに感染が確認されたのは、姫路市野里にある精神科病院「仁恵（じんけい）病院」に勤務する40歳代の女性看護師と、この病院に入院している60歳代の男性の患者です。
　男性患者は２月末に発熱がありましたが現在は平熱に下がり、女性看護師には発熱などの症状は出ていないということです。
　この仁恵病院では３月７日、50歳代の別の女性看護師が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、姫路市は病院の看護師や患者などの検査を行っていました。
　姫路市では、院内感染が起きている可能性があるとして、入院患者のいる同じ病棟に勤務する看護師やスタッフの検査を行うとともに、感染ルートの調査を進めています。
　男性患者は、この２人の女性看護師から投薬、配膳などを受けていました。40歳代の女性看護師はここ１カ月、姫路市外への外出はなく、男性患者は数年前から入院し、１カ月以内の面会者はいないといいます。
　兵庫県内の感染確認は、これで18人となりました。

　２０２０年３月１０日（火）

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