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■新型コロナウイルス、世界の感染者375万人超 アメリカ首都圏の感染者5万人超 [健康ダイジェスト]

 アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は、日本時間の7日午後3時の時点で、375万3112人となりました。
 国別では、アメリカが122万8603人と最も多く、次いでスペインが22万325人、イタリアが21万4457人、イギリスが20万2359人、フランスが17万4224人などとなっています。
 また、死亡した人の数は世界全体で26万3841人で、国別では、アメリカが7万3431人、イギリスが3万150人、イタリアが2万9684人、スペインが2万5857人、フランスが2万5812人などとなっています。
 アメリカ首都圏は1カ月以上にわたる外出制限にもかかわらず、新型コロナウイルスのホットスポット(一大感染地)となっており、アフリカ系とヒスパニック系の人々が特に深刻な被害を受けています。
 ワシントンと隣接するメリーランド州、バージニア州では、これまでに5万人超の感染が確認され、約2300人が死亡しました。
 メリーランド州のラリー・ホーガン知事は4月初頭、同州が2週間遅れでアメリカの流行中心地であるニューヨーク州の後を追っており、次の大流行地になると予見していました。
 アメリカ首都圏は3月末から学校を閉鎖し、不要不急な事業を休業させ、ロックダウン(都市封鎖)を実施しているにもかかわらず、感染者と入院患者、死者が増え続けてきました。
 メリーランド州モンゴメリー郡公衆衛生局のトラビス・ゲールズ局長は、「我が州は非常に人口が多く、人口密度も高い地域だ」「出勤しなければならない不可欠な労働者が今でも非常に多く、職場で(ウイルスに)さらされている」と述べました。
 ワシントンの北に位置するモンゴメリー郡の人口は、約100万人。同郡では5日時点で、5541人の感染と292人の死亡が確認されました。また、メリーランド州全体では、約2万6400人の感染と1300人超の死亡が報告されています。
 首都圏の不可欠な労働者の多くはアフリカ系とヒスパニック系で、こうした人々の感染率と致死率は白人と比較してかなり高くなっています。
 ゲールズ局長は、「寝室が2部屋あるアパートを2家族でシェアすることも珍しくない」「1人が陽性となれば、すぐに拡散する。隔離はなおさら困難だ」と説明。
 アフリカ系やヒスパニック系の感染率、致死率が高いその他の要因としては、高血圧や糖尿病などの基礎疾患、健康保険未加入などが挙げられます。
 人口約70万人の首都ワシントンでは、これまでに5300人超が新型コロナウイルスに感染し、264人が死亡しました。
 アフリカ系は、首都の人口の半数弱、新型ウイルスによる死者の80%を占めています。
 ジョージ・ワシントン大学疫学部のアマンダ・カステル教授は、感染者数増加には検査能力の拡充がある程度関係していると指摘し、「ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)疲れ」の危険性に警鐘を鳴らしました。

 2020年5月7日(木)

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