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■ 新型コロナウイルス、自然感染とDNAワクチンで免疫獲得 アメリカのサル実験で確認 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに対して人が防御機構を獲得できる可能性に希望をもたらす研究結果が20日、発表されました。発表されたのは、サルを用いた実験についての研究論文2件。
 アメリカの科学誌「サイエンス」で発表されたアカゲザルを対象とした研究では、自然感染およびワクチンからの防御免疫の獲得について調べました。
 論文の主執筆者で、アメリカのベス・イスラエル・ディーコネス医療センターのウイルス学およびワクチンの研究センターのダン・バルーフ所長は、「今回の2つの研究では、試作ワクチンが新型コロナウイルス感染を防いだことと、新型コロナウイルスへの感染が再暴露に対する防御となったことを、アカゲザルで実証している」と説明しました。
 バルーフ所長と研究チームによる1つ目の研究では、アカゲザルの成体9匹を新型コロナウイルスに感染させました。アカゲザルは新型コロナウイルス感染症の症状を発症したものの、防御抗体を生成して数日後に回復しました。
 研究チームは、アカゲザルの免疫を検査する目的で35日後に再び新型コロナウイルスに暴露させましたが、症状はほぼみられませんでした。
 得られた結果について論文の筆者らは、新型コロナウイルスへの感染ではサルと人との間に「重要な違い」があるため、さらなる研究を行う必要があると述べ、注意を促しています。
 また、同センターのジンギョウ・ユー氏が主導した2つ目の研究では、防御抗体を産生するように設計されたDNAワクチン候補をアカゲザルの成体35匹に接種しました。研究チームには、1つ目の研究と同じ科学者らが多数参加しました。
 こちらの研究では、ワクチン接種から6週間後にアカゲザルを新型コロナウイルスに暴露させました。すると、ウイルスを中和するのに十分な濃度の抗体が血液中に出現することが明らかになりました。
 論文によると、抗体の血中濃度は新型コロナウイルス感染からの回復期にある患者で確認されている濃度と同等だったといいます。これは、人に有効なワクチンが開発される可能性があるとの希望をもたらす結果です。

 2020年5月21日(木)

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Haroldpraks


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by Haroldpraks (2020-05-21 18:25) 

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