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■新型コロナウイルスとインフルエンザを同時検査 渋谷工業など、世界初の高速PCR検査装置を開発へ [健康ダイジェスト]

 金沢市の機械メーカーの渋谷工業は7日、鹿児島大学大学院の隅田泰生教授(生物化学)が代表を務めるベンチャー企業「スディックバイオテック」社と共同で、唾液を検体にして、新型コロナウイルスとインフルエンザA型、B型を短時間で同時に検査できるPCR検査装置を開発すると発表しました。
 隅田教授によると、唾液で両感染症を高速で検査できるのは世界初で、医療従事者の新型コロナウイルス感染リスクを軽減できるといいます。
 「MuhSER」(仮称)と名付けられた検査装置は、唾液内の各ウイルスの遺伝子を独自の温度制御技術を使って短時間で増幅した上で、3つの異なる波長を持った光を照射し、蛍光の度合いを測定することで感染の有無を判定。
 検査の前処理工程は、磁力によってウイルスを検体から収集するキットを活用。従来1時間以上かかっていた前処理作業が約3分間ですみ、遠心分離などの専門技術が必要ないため簡単に扱えるといいます。
 検査装置は同時に8検体の検査ができ、前処理工程を含めて1検体当たり18分で検査結果が出ます。
 渋谷工業は開発を終え次第、厚生労働省に一般医療機器として届け出申請をして、年内に販売を始める方針。同社によると価格は未定ですが、同業他社より低価格としたい考えで、2020年度内に数百台の販売を見込んでます。

 2020年9月8日(火)

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