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■世界の新型コロナウイルス感染者2911万人、死者92万人 ヨーロッパの死者10~11月に増加、WHOが予測 [健康ダイジェスト]

 アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の15日午前3時の時点で、世界全体で2911万4477人となりました。また、亡くなった人は92万5662人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで653万1437人、次いでインドが484万6427人、ブラジルが433万455人、ロシアが106万4438人、ペルーが72万9619人となっています。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで19万4238人、次いでブラジルが13万1625人、インドが7万9722人、メキシコが7万821人、イギリスが4万1726人となっています。
 一方、世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ・ヨーロッパ地域事務局長は14日、ヨーロッパでは10~11月に新型コロナウイルス感染症による死者が増えるとの見通しを示しました。
 ヨーロッパでは現在、感染者数が急増して449万5833人に上る一方で、1日当たりの死者数の増え方は比較的落ち着いて、累計死者数は22万1352人を数えています。だが、クルーゲ氏は「今後は厳しくなるだろう。10月と11月には、より多くの死者を見ることになるだろう」と述べました。
 クルーゲ氏は「今は各国とも、このような悪いニュースを耳にはしたくない時期だ。それは私も承知している」と述べた上で、パンデミック(世界的な大流行)は「いつかは終息する」という「前向きなメッセージ」を伝えたいと思ったと強調しました。
 ただし、ワクチンが開発されればパンデミックは終わると考える人々がいることには警鐘を鳴らし、「かねてから『ワクチンがパンデミックに終止符を打つだろう』という声を耳にするが、当然そんなことはない」と断言。
 「そのワクチンがあらゆる人々に効果をもたらすかどうか、まだわからない。ある人口集団では一定の効果がみられるが、他の人口集団には効果がないという兆候もある」と指摘し、「もし別々のワクチンを調達しなくてはならなくなったら、物流上の悪夢だ!」と述べました。
 その上で、「パンデミックが終わるのは、我々が地域社会の中でパンデミックと共存す方法を学ぼうとする瞬間だ。それは私たち次第であり、非常に前向きなメッセージといえる」と続けました。

 2020年9月15日(火)

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