SSブログ

■エイズ検査、コロナで前年の4分の1に激減 2019年のエイズウイルス感染は微減 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省のエイズ動向委員会は15日、今年4~6月のエイズウイルス(HIV)検査件数が、前年同期の約4分の1に当たる9584件だったと発表しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各地の保健所の一部が検査を中止したほか、受診控えが増えたためとみられます。
 相談の件数も、前年同期の約3分の1に当たる1万1689件にとどまりました。
 地域別でみても、4~6月の保健所でのエイズウイルス検査件数は千葉県で前年同期の約4%、京都府で同6%、宮城県、奈良県で同7%にまで落ち込みました。6月以降、検査を再開した保健所もあるものの、再開が決まっていない保健所もあります。
 保健所などでのエイズウイルス検査件数は、2019年は前年比1万1501件増の14万2260件、相談件数は同1865件増の12万9695件でした。3カ月間ごとに見た場合、検査・相談件数はおおむね3万〜4万件で推移していますが、今年4〜6月では、検査は9584件、相談は1万1689件でした。 
 エイズ動向委員会の白阪琢磨委員長は、「感染が疑われる人は積極的に検査を受けてほしい」と話しています。
 2919年のエイズウイルス新規感染者数の確定値も公表され、前年より81人減の計1236人と、3年連続で減少しました。内訳は、エイズを発症していた患者が前年比44人減の333人、未発症の感染者が前年比37人減の903人でした。
 日本国籍が1060人、外国籍が176人でした。感染経路は、同性間の性的接触が最多の831人で、異性間の性的接触の192人が続きました。世代別では、20歳代と30歳代がそれぞれ3割程度を占めました。

 2020年9月20日(日)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。