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■医師14人、ワクチン接種後にコロナで死亡 インドネシア [健康ダイジェスト]

 インドネシアで、少なくとも14人の医師が規定回数のワクチン接種を受けていたにもかかわらず、新型コロナウイルス感染症で死亡していたことが明らかになりました。同国の医師会が25日、発表しました。同国ではワクチン接種を受けた医療従事者が重症化するケースが相次いでいます。
 同国で新型コロナウイルスによって死亡した医療従事者は、累計で1000人近くに上っています。インドネシア医師会は、新型コロナウイルスに感染して死亡した医師401人のうち、14人がワクチン接種を完了していたと明らかにしました。
 インドネシア医師会の新型コロナ対策責任者、モハンマド・アディブ・クマイディ氏は記者団に対し、「14人以外の死亡した医師が、ワクチン接種を完了していたかどうかを確認している」と述べました。
 人口2億7000万人のインドネシアは、主に中国製薬大手・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチンを使用して、1億8000万人以上の接種を来年初めまでに終える計画です。しかし、接種を受けていたにもかかわらず、重症化する医療従事者が増えていることで、その有効性に疑念が生じています。
 中ジャワ州では今月、接種を受けていた医療従事者300人以上が、新型コロナウイルスに感染していることが確認され、うち十数人が入院しました。
 インドネシアは、感染力の強いインド型変異ウイルスなどの新たな変異ウイルスへの対応も迫られています。

 2021年6月26日(土)




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