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■新型コロナ治療薬「レムデシビル」、厚労省が保険適用へ 引き続き患者負担なし [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の治療薬「レムデシビル」を公的医療保険に適用する方針を固めました。4日に開催する同省の中央社会保険医療協議会(中医協)で、適用の是非について詰めの議論に入ります。
 これまでは世界的に流通量が限られていたため、特例的に厚労省がメーカーから買い上げて医療機関に無償で配分していました。安定供給のメドが立ったことから通常の流通体制に戻します。
 レムデシビルはアメリカのギリアド・サイエンシズ社の抗ウイルス薬で、厚労省が2020年5月に特例承認しました。点滴薬で中等症と重症の患者が対象となります。
 薬の公定価格である薬価は、1瓶100ミリグラムで約6万3000円になるもようで、成人の場合は通常5日間で6瓶投与します。対象患者は今年度で約4万2000人、販売額は181億円と見込まれます。
 保険適用になっても、新型コロナウイルス感染症は指定感染症なので治療は公費負担となり、患者の負担は引き続き生じません。保険適用によって、医療機関は国を介さずに一般的な医薬品と同じように調達できるようになります。
 新型コロナ治療薬では、7月に特例承認した「抗体カクテル療法」も流通量が限られているため、当面は製造販売元の中外製薬から厚労省が買い上げて医療機関に配分しています。

 2021年8月4日(水)




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