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■オミクロン型の入院リスク、デルタ型より低い イギリス研究チーム発表 [健康ダイジェスト]

 イギリス政府は22日、新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者が10万6122人だったと発表しました。過去最多を更新し、1日の感染者が10万人を超えたのは初めて。
 オミクロン型の感染が拡大しているイギリスでは、15日に新規感染者数が7万8610人となり、過去最多だった1月のピーク時を更新。その後も感染者が増えていました。22日の死者数は140人で、1000人を超えていたピーク時と比べると低い水準を維持しています。
 一方、イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは22日、オミクロン型の感染者は従来のデルタ型に比べて、入院リスクが少なくとも40%低いとみられるとの分析結果を発表しました。
 12月1~14日にイングランドで確認された5万6000件のオミクロン型感染例と、26万9000件のデルタ型感染例を基に分析しました。その結果、オミクロン型感染者のほうが病院で治療を受けるリスクが20~25%、1日以上入院するリスクが40~45%、それぞれ低かったといいます。
 研究チームを率いる著名な疫学者、ニール・ファーガソン教授は「良いニュースだ」としつつも、オミクロン型に対するワクチンの効果が他の変異型に比べて低い可能性に言及。軽症という利点がオミクロン型の感染力の強さによって打ち消され、全体として重症例が増加して医療機関を圧迫する恐れがあると指摘しました。
 オミクロン型感染者にみられる重症化率の低さは、変異ウイルスの特性なのか、それとも過去の感染経験やワクチン接種によって獲得した高い免疫力の影響なのかはまだわかっていません。

 2021年12月23日(木)




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