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■オミクロン型で肺炎、デルタ型に比べ6分の1 感染症研究所が調査 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのオミクロン型変異ウイルスに感染して肺炎を発症する人の割合は、デルタ型変異ウイルスに比べて約6分の1だという調査結果を、国立感染症研究所がまとめました。オミクロン型は重症化リスクが低いとみられる一方で、強いのどの痛みから全身状態が悪化する例などが報告されており、注意が必要です。
 調査は、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で、今月19日までに届け出があった時点で肺炎などの重い症状があった割合を解析。デルタ型が主流だった昨夏と、オミクロン型が流行し始めた1月上旬とを比べた結果、肺炎を発症した割合は、2020年秋ごろの従来型流行時に比べて、デルタ型は0・73倍、オミクロン株では0・12倍に大きく低下しました。昨春以降にワクチン接種が進んだことも、低下に影響している可能性があります。
 国立感染症研究所の鈴木基感染症疫学センター長は、「ワクチンなどの影響もあるが、先月末以降の急速な重い症状の割合の低下は、オミクロン型自体の重症化リスクが低いことを反映している可能性がある」としています。
 オミクロン型は、肺炎以外の症状でも、デルタ型と様相が異なります。
 広島県が、オミクロン型が急拡大した年末年始の感染者約400人を調べたところ、のどの痛みを訴えた人は52%で、デルタ型が主流だった第5波の34%を大きく上回りました。せきや全身けん怠感がある割合もデルタ型より多い一方、嗅覚・味覚障害は1%と、デルタ型の6%を下回りました。
 症状はインフルエンザや風邪に近いものの、「高齢者や持病のある人が重症化することに変わりなく、油断は大敵だ」と、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は指摘しています。オミクロン型は、のどで増えやすいとされており、「のどの強い痛みで水や食事が取れず全身状態が悪化するケースもある。療養中は水分や栄養をしっかり取るよう心掛けるとともに、基本的な感染対策を徹底してほしい」と話しています。

 2022年1月24日(月)




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