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■ニューヨーク市、7日からコロナ規制を解除 屋内のマスク着用やワクチン接種証明提示など [健康ダイジェスト]

 アメリカ最大都市のニューヨーク市は4日、新型コロナウイルスの感染者数の減少を受けて日常生活の規制をほぼ解除すると発表しました。7日から屋内でのマスク着用の義務や、レストランや劇場などでのワクチン接種証明の提示を取りやめます。2年前に世界の感染の中心地になったニューヨーク市は正常化に向け大きな節目を迎えます。
 ニューヨーク市のエリック・アダムズ市長は4日、中心部のタイムズスクエアで会見し、これまで感染対策として実施していた公共の建物の屋内や、学校でのマスク着用の義務、それにレストランや劇場などに入る際に求めていたワクチンの接種証明の提示を7日から取りやめると発表しました。
 アダムズ市長は理由について、「ウイルスの検査の陽性率1・8%にまで低下し、ワクチンを接種した人も640万人以上に達した。まだ困難な状況は続いているが、感染対策の規制は必要なくなったと判断した」と述べました。
 一方、レストランや劇場などが独自にマスクの着用やワクチンの接種証明の提示を求めることは妨げないとしているほか、感染が拡大した際は再度、規制を導入する可能性もあるとしています。
 また、バスや地下鉄などでは引き続きマスクの着用が義務化されています。学校でも、まだワクチン接種ができない5歳未満の子供がいる教室ではマスク着用が引き続き必要となります。
 ニューヨーク市によると、3日の新規感染者数(7日移動平均)は約500人。1月上旬のピーク時には4万人を超えていました。
 アメリカでは、1日当たりの感染者数が1週間の平均で5万人程度と、ピーク時から大幅に減少し、連邦政府も「新型コロナウイルスとの闘いは、新たな時を迎えた」として、日常生活を取り戻していく方針を明確にしています。

 2022年3月5日(土)




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