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■北朝鮮の発熱者、4日連続10万人下回る 中国製のワクチン接種を開始 [健康ダイジェスト]

 北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、国家非常防疫司令部の集計として、1日午後6時からの24時間で新たに約8万2160人の発熱者が確認されたと報じました。1日当たりの新規発熱者は前日より約1万4000人減りました。
 新型コロナウイルスの感染者とみられる発熱者は4月末からの累計で、約391万7580人となりました。このうち約376万3790人が完治し、約15万3720人が治療を受けています。死者の有無に関する言及はありませんでしたが、5月末までに死者は計70人出たと報じられています。
 一時は40万人に迫った新たな発熱者は5月31日の発表から4日連続で10万人を下回りました。
 一方、国際ワクチン共同購入プロジェクト「コバックス(COVAX)」は北朝鮮が最近中国の新型コロナワクチンの支援提案を受け入れて接種を始めたと理解していると明らかにしました。
 ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送は3日、最近北朝鮮当局が平壌(ピョンヤン)の住宅建設事業に動員された数万人の軍人を対象に中国から持ち込まれた新型コロナワクチンの接種を始めたという一部メディアの報道に関連し、コバックス報道官に説明を求めると、このような回答があったと報じました。
 ただし、報道官はワクチンの種類や規模、導入時期など具体的な事項についてはわからないと明らかにしました。
 報道官は北朝鮮が今もコバックスには公式にワクチン支援要請はしていないことを確認して、「我々は北朝鮮の必要をはっきりと確認しない以上、ワクチンを提供することはできない」と話しました。
 これに先立ち、ラジオ・フリー・アジア(RFA)は消息筋の言葉を引用し、北朝鮮政府が平壌住宅建築事業に動員された軍人数万人を対象に、中国から導入したコロナワクチンの接種を始めたと報じていました。
 国際社会では北朝鮮に対するコロナワクチンの支援表明が相次いでいるものの、北朝鮮はこれに応じていません。
 リアノボスティ通信によると、在朝ロシア大使館は1日、ロシアがワクチンや医薬品、診断キットを供給し、医療専門家を派遣することを北朝鮮に提案しました。
 だが、この提案に北朝鮮側が何の反応も示さなかったとし、北朝鮮が関心を示せば迅速かつ適切に作業を行うと付け加えました。
 5月21日に訪韓したアメリカのジョー・バイデン大統領も韓米首脳会談後の記者会見で、北朝鮮にワクチン支援を提案していたと明らかにしました。
 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイケル・ライアンも1日、記者会見で、北朝鮮に過去3回、ワクチンの支援を提案していたと明らかにしました。

 2022年6月3日(金)




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