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■相模湾深海のプラスチックごみ、中国製か 黒潮で日本近海に流れた可能性 [健康ダイジェスト]

 海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」が相模湾深海から回収したプラスチックごみに、中国製とみられるバケツが含まれていることが6日、明らかになりました。中国など東アジア地域からプラスチックごみが大量に海に流れ込んでいるとみられ、黒潮で日本近海に運ばれて沈んだ可能性があります。
 バケツは相模湾三崎港沖の水深約750メートルの海底で4日、回収されました。ピンクの色はあせていましたが、バケツとして使用できる状態でした。底面に「杭州」という地名や「プラスチック工場」という意味の中国語が読み取れました。
 海洋研究開発機構の中嶋亮太グループリーダーによると、東アジア地域から海に流れ込んだプラスチックごみの一部は黒潮に乗って太平洋を北上します。日本近海に流れ着き、房総半島沖の海底などに多く堆積しています。
 原形をとどめている場合もあり、過去の深海調査で中国製のペットボトルを回収したことがあります。バケツは中国で海に流出したとみられますが、日本に輸出された後に流れ出たとも考えられます。
 海洋研究開発機構は5月22日から6月10日まで数カ所の海域で、深海に沈むプラスチックごみの実態を調査しており、ごみの種類や分布などを詳しく調べ、生態系への影響や海底の汚染状況の解明を目指します。

 2022年6月12日(日)

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