■小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」が発売される [健康ダイジェスト]
小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」が2月24日、ワイス株式会社(東京都品川区)より発売されました。
プレベナーは、日本国内初の小児用肺炎球菌結合型ワクチンで、肺炎球菌による細菌性髄膜炎、菌血症などの感染症を予防します。2007年に世界保健機関(WHO)より、同ワクチンを世界各国で優先的に定期接種ワクチンとして導入するよう推奨が出されていました。現在、101の国・地域で承認、販売され、45の国・地域で定期接種されています。
肺炎球菌は細菌性髄膜炎、菌血症に加えて、肺炎、中耳炎なども引き起こすため、ワクチンの効果が期待されます。細菌性髄膜炎の主な原因は、この肺炎球菌とインフルエンザ菌b型(Hib:ヒブ)で、毎年約1000人がかかっています。
発熱が目立った症状なので風邪などと見分けるのが難しく、肺炎球菌が原因の場合は約7パーセントが死亡し、約40パーセントに知能や運動の障害が残ると見なされています。
一般にヒブワクチンと呼ばれるインフルエンザ菌b型ワクチンは約1年前から接種が始まっていますので、両方のワクチンを接種すると細菌性髄膜炎の心配が減ることになります。高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンも、すでに国内で使われています。
プレベナーの接種対象は、生後2カ月から9歳以下。標準的な接種スケジュールは、2カ月以上7カ月未満で初回接種を開始し、27日以上の間隔を置いて3回接種した後、通常12~15カ月の間に1回追加接種します。計4回接種で、いずれも皮下注射。
当面は任意接種で自己負担となりますが、厚生労働省では、水痘ワクチン、ヒブワクチンとともに、全額公費負担で定期接種にすることを検討中。
2010年2月25日(木)
プレベナーは、日本国内初の小児用肺炎球菌結合型ワクチンで、肺炎球菌による細菌性髄膜炎、菌血症などの感染症を予防します。2007年に世界保健機関(WHO)より、同ワクチンを世界各国で優先的に定期接種ワクチンとして導入するよう推奨が出されていました。現在、101の国・地域で承認、販売され、45の国・地域で定期接種されています。
肺炎球菌は細菌性髄膜炎、菌血症に加えて、肺炎、中耳炎なども引き起こすため、ワクチンの効果が期待されます。細菌性髄膜炎の主な原因は、この肺炎球菌とインフルエンザ菌b型(Hib:ヒブ)で、毎年約1000人がかかっています。
発熱が目立った症状なので風邪などと見分けるのが難しく、肺炎球菌が原因の場合は約7パーセントが死亡し、約40パーセントに知能や運動の障害が残ると見なされています。
一般にヒブワクチンと呼ばれるインフルエンザ菌b型ワクチンは約1年前から接種が始まっていますので、両方のワクチンを接種すると細菌性髄膜炎の心配が減ることになります。高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンも、すでに国内で使われています。
プレベナーの接種対象は、生後2カ月から9歳以下。標準的な接種スケジュールは、2カ月以上7カ月未満で初回接種を開始し、27日以上の間隔を置いて3回接種した後、通常12~15カ月の間に1回追加接種します。計4回接種で、いずれも皮下注射。
当面は任意接種で自己負担となりますが、厚生労働省では、水痘ワクチン、ヒブワクチンとともに、全額公費負担で定期接種にすることを検討中。
2010年2月25日(木)
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