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■群馬大病院、厚労省などが立ち入り検査 腹腔鏡手術で8人死亡 [健康ダイジェスト]

 前橋市にある群馬大学医学部附属病院で腹腔(ふくくう)鏡を使った手術を受けた患者8人が死亡するなどした問題で、厚生労働省と前橋市は実態を把握する必要があるとして、13日、病院への立ち入り検査を行いました。
 群馬大病院では昨年までの4年間、40歳代の男性医師による腹腔鏡を使った手術を受けた肝臓がんなどの患者8人が手術後、3カ月余りの間に死亡し、その後の病院側の調査で、死因がよくわからないにもかかわらず検証しないまま同じ手術を繰り返していたことが明らかになっています。
 また、手術と死亡の因果関係はわかっていませんが、同じ医師による腹部を開いて行う開腹手術でも、これまでに患者10人が手術から3カ月以内に死亡していることがわかっています。
 事態を重くみた厚労省は13日朝から、実態を把握する必要があるとして、中核市で市内の病院を指導監督する前橋市とともに医療法に基づく立ち入り検査を行いました。
 立ち入り検査は午後3時半ごろに終了し、手術の状況や、病院側が提出した再発防止策が徹底されているかどうかなど確認したということです。
 群馬大病院は、高度な医療を提供する医療機関として診療報酬に一定の額が加算される「特定機能病院」に承認されており、厚労省は立ち入り検査の結果も踏まえて、承認の取り消しが必要かどうか慎重に検討することにしています。
 特定機能病院として厚生労働相の承認を受けているのは、群馬大病院を含め全国86施設。医療事故に対応する安全管理部門の設置なども必要とされ、過去には、心臓手術を受けた女児が死亡した東京女子医大病院と、心臓手術を受けた患者4人が死亡した東京医大病院が承認取り消しとなった例がありますが、いずれも後に再承認されています。

 2015年1月13日(火)

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