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■子宮頸がんワクチンで新たな研究班を設置へ 信州大など全国の8大学病院が参加 [健康ダイジェスト]

 子宮頸がんワクチンを接種した後、全身の痛みやしびれなどを訴える患者が相次いだ問題で、厚生労働省は、4月から新たな研究班を設け、接種との因果関係などを本格的に調査することを決めました。一部の患者については、痛みだけでなく、記憶力の低下などの症状が確認されたためです。
 子宮頸がんワクチンは、一昨年4月、小学6年生から高校1年生までの女子を対象に法律に基づく定期予防接種に追加されましたが、ワクチン接種の後、体の痛みなどの副作用を訴える患者が相次いだため、厚労省は一昨年6月、接種の積極的な呼び掛けを中止しています。
 これまでに接種を受けた人はおよそ338万人と推計され、このうち176人で症状が確認されています。厚労省によりますと、接種との因果関係はわからないものの、体の痛みや運動障害といった症状のほか、記憶力や読解力の低下など、脳の機能が低下する「高次脳機能障害」とみられる症状が、少なくとも9人の患者で確認されたということです。
 このため、厚生労働省は、4月から新たな研究班を設け、ワクチン接種との因果関係などについて本格的に調査することを決めました。研究の期間はおよそ1年間で、信州大など全国8つの大学病院が参加し患者のデータを集めて分析するとともに、全国3つの都市でワクチンを接種した人を対象にアンケート調査を行う計画です。
 厚労省は、「高次脳機能障害が確認された患者の数は、接種した人全体からみると少ないが、症状を訴える人がいる以上、調査を行う必要があると判断した」としています。

 2015年3月29日(日)

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