SSブログ

■医療事故の報告、過去最多の3194件  2014年、報告が定着 [健康ダイジェスト]

 日本医療機能評価機構(東京都)は26日、全国の医療機関から2014年に報告があった医療事故は3194件だったと発表しました。前年の2013年を145件上回り、年単位の集計を始めた2005年以降の最多を更新しました。
 医療事故の分析などを行っている日本医療機能評価機構は件数の増加について、「報告の意識が定着してきた結果」としています。
 集計によると、厚生労働省令で同機構への報告が義務付けられた大学病院や国立病院機構の病院など275施設からは、2911件の報告があり、2013年を203件上回りました。任意で報告制度に参加する病院など718施設からは、283件の報告がありました。
 うち死亡事故は225件(7・7パーセント)、障害が残る可能性が高い事故は294件(10・1パーセント)。事故の内容で多かったのは、ベッドからの転落や食べ物をのどに詰まらせるといった療養上の世話に関する事例1119件、体内へのガーゼの置き忘れなど治療や処置に関する事例757件、薬の投与量の間違いなど薬剤に関する事例210件でした。
 医療事故を巡っては、全国約18万の医療機関を対象に、患者の予期せぬ死亡事例があった場合、新設される第三者機関「医療事故調査・支援センター」への届け出と、院内調査を義務付ける医療事故調査制度が、今年10月から始まることになっています。

 2015年3月30日(月)

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0