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■医師28人を行政処分、精神保健指定医資格の不正取得 厚労省  [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は25日、医道審議会医道分科会の答申を受け、医師28人の行政処分を発表しました。業務停止2カ月が2人、同1カ月が11人、戒告が15人。処分は2月8日に発効します。
 医師28人はいずれも、重い精神疾患の患者を強制的に入院させる判断ができる「精神保健指定医」資格の取得を巡る不正が処分理由。資格申請の際、診療にかかわっていない患者を経験症例として報告したり、その指導医として十分確認しなかったりしました。
 精神保健指定医資格の不正取得を巡っては、2015年に聖マリアンナ医科大病院(川崎市)で発覚したことを受け、厚労省が他の医療機関も調査。2016年に12都府県の病院に所属していた89人の資格を取り消しました。ほかに、4人の新規申請を認めず、6人は取り消し前に資格を返納しました。この中には、相模原市の障害者施設殺傷事件で殺人罪などで起訴された被告の措置入院にかかわった医師もいました。
 今回は、このうち28人の行政処分を決めました。処分の重さは、それぞれの悪質性に基づいて判断しました。厚労省は今後も、順次医道分科会に諮問して処分します。
 処分者は以下の通り。(不正当時の所属医療機関の所在地、医療機関名、氏名、年齢。敬称・呼称略)
 <医業停止2カ月>群馬県伊勢崎市、原会原病院、滝沢美穂子(41歳)▽川崎市宮前区、聖マリアンナ医科大病院、御園生篤志(48歳)
 <医業停止1カ月>群馬県伊勢崎市、原会原病院、原淳子(58歳)▽東京都世田谷区、都立松沢病院、浅野未苗(42歳)▽同、同、野中俊宏(52歳)▽東京都府中市、都立多摩総合医療センター、石井民子(62歳)▽同、同、西村隆夫(68歳)▽川崎市宮前区、聖マリアンナ医科大病院、橋本知明(40歳)▽同、同、本間絢子(40歳)▽横浜市鶴見区、済生会横浜市東部病院、有井浩一(38歳)▽同、同、吉村善孝(54歳)▽相模原市南区、北里大東病院、大林拓樹(35歳)▽同、同、大石智(42歳)
 <戒告>群馬県伊勢崎市、県立精神医療センター、清野うらら(39歳)▽同、同、鈴木雄介(37歳)▽同、同、大舘太郎(41歳)▽同、同、佐久間泰(33歳)▽同、同、須藤友博(46歳)▽千葉市中央区、千葉大医学部付属病院、田所重紀(42歳)▽同、同、佐々木剛(39歳)▽同、同、白石哲也(46歳)▽東京都府中市、都立多摩総合医療センター、金田渉(37歳)▽川崎市宮前区、聖マリアンナ医科大病院、鈴木慈(34歳)▽同、同、二宮友梨子(33歳)▽同、同、南麻依(34歳)▽相模原市南区、北里大東病院、田沼龍太郎(36歳)▽同、同、龍田彩(44歳)▽同、同、高橋恵(54歳)

 2018年1月26日(金)

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