■聴覚や言語障害者も119番通報可能に スマホなどのインターネット接続機能を利用 [健康ダイジェスト]
聴覚や言語に障害がある人たちを対象にした緊急通報(119番通報)システムの説明会が神奈川県海老名市で開かれ、参加者がスマートフォン(スマホ)や携帯電話などを操作して通報内容を伝える手順を学びました。
「NET119緊急通報システム」は、聴覚の障害だけではなく、音声の発声に障害がある人たちがスマートフォンなどのインターネット接続機能を利用して、画面の操作だけで救急車や消防車を呼ぶことができる新しいシステムで、海老名市で27日、通話による通報が難しい市民を対象に使い方の説明会を開きました。
参加者は、外出先でもGPS機能で居場所を簡単に通報できることや、チャットによる文字のやり取りで体調や現場の状況などを伝えることができることを学びました。この後、自分のスマートフォンなどで通報までの手順を繰り返し、いざという時に落ち着いて通報できるよう練習していました。
総務省消防庁によりますと、今年6月時点で、このシステムを導入している消防は約2割にとどまっており、東京オリンピック・パラリンピックまでには全国で利用できるよう普及を目指しているということです。
参加した聴覚障害者の女性は、「どこからでも通報できるようになってよかった。早くシステムが全国に広がってもらえれば、安心して生活できる」と手話で話していました。
従来の緊急通報システムはFAXを使う手書き発信によるFAX119が利用されてきました。また、携帯電話によるメールが普及した後はメールを作成して発信するメール119が利用されています。これに対してNET119緊急通報システムは、最も新しいサービスです。システムを導入するには、市区町村の窓口への登録が必要で、月額使用料がかかります。登録時には、「自宅の場所」「よく行く場所」、持病などの医療情報、家族などの連絡先も登録可能です。
2018年10月27日(土)
「NET119緊急通報システム」は、聴覚の障害だけではなく、音声の発声に障害がある人たちがスマートフォンなどのインターネット接続機能を利用して、画面の操作だけで救急車や消防車を呼ぶことができる新しいシステムで、海老名市で27日、通話による通報が難しい市民を対象に使い方の説明会を開きました。
参加者は、外出先でもGPS機能で居場所を簡単に通報できることや、チャットによる文字のやり取りで体調や現場の状況などを伝えることができることを学びました。この後、自分のスマートフォンなどで通報までの手順を繰り返し、いざという時に落ち着いて通報できるよう練習していました。
総務省消防庁によりますと、今年6月時点で、このシステムを導入している消防は約2割にとどまっており、東京オリンピック・パラリンピックまでには全国で利用できるよう普及を目指しているということです。
参加した聴覚障害者の女性は、「どこからでも通報できるようになってよかった。早くシステムが全国に広がってもらえれば、安心して生活できる」と手話で話していました。
従来の緊急通報システムはFAXを使う手書き発信によるFAX119が利用されてきました。また、携帯電話によるメールが普及した後はメールを作成して発信するメール119が利用されています。これに対してNET119緊急通報システムは、最も新しいサービスです。システムを導入するには、市区町村の窓口への登録が必要で、月額使用料がかかります。登録時には、「自宅の場所」「よく行く場所」、持病などの医療情報、家族などの連絡先も登録可能です。
2018年10月27日(土)
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