■新型コロナウイルス、京都府で介護職の女性感染 高知県で90歳代の男性感染

　京都府は７日、綾部市に住む40歳代女性が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。女性が介護職として勤務している病院は、新たな入院患者の受け入れと外来での診療を当面中止するということです。
　京都府によりますと、女性は複数の感染者が確認されている大阪市都島区の「大阪京橋ライブハウスＡｒｃ」を２月15日に訪れていたほか、大阪市北区の「Ｓｏａｐ ｏｐｅｒａｃｌａｓｓｉｃｓーＵｍｅｄａー」（ソープオペラクラシックス梅田）を２月16日と24日に訪れていたということです。
　女性は、２月27日にのどの痛みなどの症状が出て、発熱はありませんでしたが、ライブハウスを訪れた人の感染が相次いだことを受けて３月５日に相談センターに電話し、検査の結果、７日に陽性が確認されたということです。
　女性は、福知山市民病院で介護職として働いており、４日まで勤務していたということで、病院は新たな入院患者の受け入れと外来での診療を当面、中止するということです。
　また京都府は、女性と接触した可能性のある患者や医師などの調査を進めることにしています。
　京都府内で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、これで８人目です。
　一方、高知県は７日、県内で新たに90歳代の男性１人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。男性は、２日から７日朝まで県内の高齢者施設に滞在していたということで、県が施設での濃厚接触者の確認を進めています。
　新たに感染が確認されたのは、高知県の中央西福祉保健所の管内に住む90歳代の男性で、５日に高知県内に帰省していて感染が確認された岡山県に住む60歳代の男性の親族と、２月28日から４日間、自宅で一緒に過ごしていました。
　このため、濃厚接触者としてウイルス検査が行われた結果、感染が確認されたということです。
　今のところ症状はありませんが、７日から高知市の高知医療センターに入院しているということです。
　また、この男性は２日から７日朝まで県内の高齢者施設に滞在していたことから、施設は利用者の受け入れを停止し、施設にいた人は自宅などに戻ってもらったということです。
　一方、岡山県に住む60歳代の男性の濃厚接触者として検査が行われた高知県内の親族については、今回陽性が確認された男性以外はすべて陰性だったということです。
　高知県内で感染が確認された人はこれで10人となり、四国で感染が確認されたのは合わせて13人となっています。

　２０２０年３月７日（土）

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