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■笑わない高齢者、要介護リスク1・4倍に 名古屋大などが研究 [健康ダイジェスト]

 日ごろ笑うことがほとんどない高齢者は毎日笑う高齢者に比べて、介護が必要になるリスクが1・4倍高くなることが、名古屋大学などの研究で明らかになりました。研究チームによりますと、こうした研究は世界でも初めてだということです。
 名古屋大学大学院予防医学の竹内研時(けんじ)准教授などの研究チームは、介護を受けていない高齢者1万4233人を3年間追跡し、日常生活で声を出して笑う頻度と、その後の介護の必要性や死亡との関連について分析しました。
 その結果、ほとんど笑わない高齢者は、ほぼ毎日笑う高齢者に比べて、身の回りのことが1人でできなくなる「要介護2」以上の介護が必要になるリスクが1・4倍高くなっていました。笑う頻度と死亡との関連は、みられなかったということです。
 笑いの効果については、ほとんど笑わない人はよく笑う人に比べて、脳卒中や心臓病を患っている割合が高いことが報告されていましたが、笑いの頻度が少ないと介護が必要になるリスクが高まることを明らかにした研究は、世界でも初めてだということです。
 竹内准教授は、「介護が必要になるリスクを下げるために、高齢者には好きなことを見付けて笑う機会を持ってもらいたいし、国や自治体には、高齢者が自然と笑いがこぼれるような環境作りに取り組んでもらいたい」と話しています。

 2020年8月20日(木)

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