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■慶応大、iPS細胞を使った心臓病治療の臨床研究へ 厚労省部会が了承 [健康ダイジェスト]

 慶応大学医学部の福田恵一教授らは27日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心臓の筋肉(心筋)の細胞を使い、心臓病の治療を試みる臨床研究を始めると発表しました。厚生労働省の部会が同日、計画を了承しました。
 iPS細胞を使って心臓の機能の回復を目指す臨床研究は大阪大学に次いで国内で2件目となり、2020年度内に最初の移植を目指します。
 福田教授は同日、ビデオ会議システムで記者会見し、「重症心不全は心臓移植以外に画期的な治療法はなかった。これを打破したい」と語りました。
 計画は、心臓の壁が薄くなり血液を押し出す力が弱まる「拡張型心筋症」という重い心臓病の患者が対象で、福田教授によると国内に2万5000人の患者がいます。
 京都大学iPS細胞研究所が健康な人の細胞から作ったiPS細胞を心筋の細胞に育てた上、特殊な注射針状の器具で患者の心筋内に5000万個移植します。対象となる患者は3人の予定。
 研究チームによると、心筋の内部に移植した細胞は血中の免疫細胞に触れる機会が少なく、拒絶反応が起こりにくいとみられます。
 さらに、移植する細胞と患者の免疫の型「HLA」を一致させて免疫反応を抑え、長期にわたって治療効果が期待できるといいます。
 1年間かけて経過を観察し、移植した細胞や移植方法の安全性を確認するほか、有効性についても調べます。
 iPS細胞を使って心臓の機能の回復を目指す臨床研究は、大阪大学の研究チームが別の病気「虚血性心筋症」の患者を対象に、今年1月、心臓の筋肉の細胞をシート状に培養して、直接、貼り付ける手術を行っており、慶応大学の臨床研究はこれに続くものになります。
 福田教授は、「できるだけ早く患者に届けたいが、慎重にステップを確かめながら進め、今年度中には1例目の移植手術を行いたい」と話しています。

 2020年8月28日(金)

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skyreveryFeK


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by skyreveryFeK (2020-08-28 17:02) 

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