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■新型コロナウイルス、世界の死者90万人超 武漢市の観光地無料開放に256万人 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルス感染症による世界の死者数が10日、累計で90万人を超えました。死者数は、20日前後で10万人増えるペースが続いています。また、世界の感染者数は、累計で2770万人を超えました。
 日本時間10日午前の時点で、国別の死者数は、アメリカが約19万人と最多で、ブラジル約12万7000人、インド約7万3000人と続きます。メキシコやイギリス、イタリア、フランスなど計16カ国で1万人を超えています。
 感染者数は、アメリカ約635万人、インド約437万人、ブラジル約416万人、ロシア約103万人、ペルー約69万の順に多くなっています。
 一方、新型コロナウイルスが世界で最初に拡大した中国の湖北省武漢市が、市内の観光地の入場料無料化を実施してから7日で1カ月となりました。武漢市文化観光局によりますと、この1カ月間で延べ373万人が予約し、延べ256万人が無料で観光地を訪れました。
 1日当たりの観光客受け入れ人数が完全に回復したか、昨年同期を上回った観光地は16カ所で、全体の46%を占めています。人気観光地の観光客数は、昨年同期より200~300%伸びています。武漢市を訪れた観光客のうち、地方からの観光客が44%を占め、1泊2日の旅行が中心となっています。観光地の入場料は無料ですが、観光客数の回復はホテルや飲食、ショッピングなどの消費をけん引しています。
 中青旅(CYTS)湖北国際旅行社によりますと、8月8日以降に武漢市を訪れた観光客数は、1~7月の4~6倍になったとのことです。
 中国の大手旅行サイト「去哪儿」が発表した2020年の夏休み期間中の旅行に関するリポートによりますと、武漢市のホテル予約数は6割増加し、国内の航空券予約数は昨年の8割まで回復したとのことです。中国最大の旅行サイト、携程旅行網によりますと、武漢市ではこの1カ月、郊外への旅行、マイカー旅行、レンタカー旅行などが人気となっています。
 武漢市は、10月1日からの国慶節の連休にマイカー旅行キャンペーンを行うとのことです。湖北省と武漢市の観光地の無料開放は、年末まで続きます。
 また、中国当局は3~5日、外国メディアを集め、武漢市の復興ぶりを宣伝するツアーを開催しました。治療拠点となった病院では副院長が取材に応じ、「習近平(シージンピン)国家主席の指導のお陰でウイルスに打ち勝った」と繰り返しました。
 中国政府は、湖北省武漢市を新型コロナウイルス感染対策の成功例として、国内外へのアピールを強めています。都市封鎖や移動制限が感染封じ込めに有効だったと主張していますが、情報開示など初動対応を巡ってはアメリカなどから厳しい批判にさらされています。

 2020年9月10日(木)

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