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■ブレークスルー感染でクラスター、介護施設の32人 福井県越前市 [健康ダイジェスト]

 福井県は22日、新型コロナウイルスに県内で新たに10歳未満から90歳代の男女合わせて41人が感染したと発表しました。このうち21日に職員1人の感染が確認された越前市の介護老人保健施設「シルバーケア藤」では、新たに32人のクラスター(感染者集団)が発生していて、感染が確認された入所者20人と職員12人はいずれも2回のワクチン接種を終えていました。いわゆるブレークスルー(突破)感染で、いずれの患者も軽症か無症状でした。
 職員1人の感染が21日に確認されたことを受けて、入所者や職員など189人に検査を行ったところ、70代から90代までの男女20人の入所者と、越前市や鯖江市に住む20代から70代までの職員12人の合わせて32人の感染が確認されたということです。
 県によると、ブレークスルー感染は寝起きを共にしているケースや身体接触を伴う病院や施設で目立つといいます。症状が軽かったりなかったりすることから感染に気付きにくいと考えられ、施設などでのブレークスルー感染によるクラスターの発生は全国でこれまでに4例確認されていて、うち2例は30人から40人規模になっています。
 介護老人保健施設では接触などのあった189人に対してPCR検査を実施していて、残り11人についての結果が出ていません。
 県内で発生したクラスターで一度に確認された感染者数としては過去最多で、国も関心を寄せていることから県は情報を提供するとともに感染経路について調べを進め、今後の注意点を探っていく方針。
 県内では7月20日以降のいわゆる第5波で、93人のブレークスルー感染が確認されています。
 福井県健康福祉部の窪田裕行部長は、「デルタ株の流行とワクチンの接種が進んできて発熱を伴わないなど感染がわかりにくいケースもあるが、わずかな異変でも見逃さず早めの受診や相談を心掛けてほしい」と話しています。
 また、福井県は23日、この施設関連で、感染が確認された職員の家族合わせて2人の感染が新たに確認されたと発表しました。
 この2人がワクチンを接種していたかについて、県は明らかにしていません。

 2021年9月23日(木)




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