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■イタリア、屋外でのマスク着用義務解除へ ヨーロッパで規制緩和相次ぐ、フランスはすでに終了 [健康ダイジェスト]

 イタリア政府は8日、新型コロナウイルス対策として実施している屋外でのマスク着用義務を11日に解除することを決めました。同国では1日の新規感染者が22万人を超えた日もあったものの、最近は10万人前後で推移しピークは越えたとみられています。ヨーロッパでは重症化の危険が比較的低いオミクロン型の特徴とワクチン接種拡大を踏まえ、規制緩和に踏み切る国が相次いでいます。
 イタリアではオミクロン型の拡大を受け、昨年12月に屋外でのマスク着用義務を再導入しました。ロベルト・スペランツァ保健相は7日、ワクチン普及で感染状況が落ち着きつつあるとして「我々は新しい段階に入った」と述べました。ただ、3月末までは、外出時のマスク携帯や人が多く集まる場所での着用、公共施設の屋内での着用は引き続き義務となります。
 イタリアでは、約3500万回分のワクチン追加接種が実施され、対象者の83%が追加接種を受けました。8日発表の1日の新たな死者は415人、新規感染者は10万1864人でした。
 屋外でのマスク着用の義務化を巡っては、フランスが2日に義務付けを撤廃したほか、スペインも10日に規制を解除する方針を示しています。
 このほか、イギリスなどでも屋内の公共施設でマスクの着用義務がなくなっていて、ヨーロッパでは規制を緩和する動きが相次いでいます。

 2022年2月9日(水)




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