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■明治ホールディングス系のコロナワクチン 治験で有効性や安全性確認 [健康ダイジェスト]

 明治ホールディングス傘下のMeiJiSeikaファルマは19日、開発中の新型コロナワクチンについて、最終段階の臨床試験(治験)で有効性や安全性が確認できたと発表しました。データを当局に提出し、新しい変異型対応のワクチンを供給できる体制を整えます。2024年秋に供給することを目指します。
 同社が開発するワクチン「コスタイベ筋注用」は、接種後に体内でmRNA(メッセンジャーRNA)が自己複製する「レプリコンワクチン」です。現行のmRNAワクチンに比べ、少量の接種で抗体ができ、効果が持続する利点があります。
 コスタイベ筋注用は、2023年11月に従来型対応で厚生労働省から製造販売承認を取得しましたが、供給はしませんでした。実用化に向けてオミクロン型対応で追加の治験を行い、他社のmRNAワクチンと比べて抗体の量などで優位と確認しました。
 新しい変異型に対応したワクチンを秋に供給することを目指し、薬事申請や製造体制などの準備を進めます。

 2024年3月20日(水)

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