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■人の血液や臓器からプラスチック微粒子と有害化学物質を同時に検出 東京農工大が世界で初の報告 [健康ダイジェスト]

 国内で複数の人から採取した血液に「ナノプラスチック」と呼ばれる直径1000分の1ミリ以下の極めて小さなプラスチック粒子が含まれていることが、東京農工大の高田秀重教授らの研究チームの分析で、20日までに明らかになりました。このうち1人を詳しく調べると血液や腎臓、肝臓などから、プラスチックに添加する紫外線吸収剤やポリ塩化ビフェニール(PCB)という有害化学物質も見付かりました。
 人の血液中のナノプラスチックはオランダで検出例があるものの、国内では初めて。含まれる有害化学物質を同時に検出した報告は世界でこれまでなく、人体への蓄積の実態が示されました。ナノプラスチックは広く環境中に存在し、粒径が大きなものと比べて体内に取り込まれやすく、生物への影響がより強いとされます。
 高田教授は、「プラスチックの微粒子が有害化学物質を体内に運び込んでいる」と指摘。検出量はわずかで直ちに影響が出るレベルではないとしつつ「摂取量が増えたり長期間蓄積したりすれば、生殖作用などに影響を与えることが懸念される」としました。

 2024年3月21日(木)

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