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■妊娠する可能性がある女性はふだんから葉酸の摂取を 日本産婦人科医会が呼び掛け [健康ダイジェスト]

 ビタミンの一種の「葉酸」を摂取することでリスクを下げることができるとされる新生児の病気が増加する傾向を示しており、産婦人科の医師の団体は、妊娠する可能性がある女性はふだんから葉酸を摂取するよう呼び掛けています。
 増加する傾向を示しているのは、胎児の成長過程で背骨が十分に発達せず下半身のまひなどを引き起こす恐れがある「二分脊椎症」という病気で、妊娠のごく初期にビタミンBの一種である葉酸を摂取することでリスクを下げられることがわかっています。
 産婦人科の医師でつくる日本産婦人科医会の調査によりますと、二分脊椎症は2015年、国内では約2000人に1人の割合で生まれており、過去10年間、増加傾向を示しているということです。
 葉酸はホウレンソウ、アスパラ、ブロッコリー、モロヘイヤなどの緑黄色野菜に含まれているほか、サプリメントとしても販売されており、妊娠4週から12週までの初期に妊婦が1日400マイクログラム程度摂取することを勧めています。
 厚生労働省は妊娠の1カ月以上前から妊娠3カ月までの間に取るよう呼び掛けていますが、日本産婦人科医会は、摂取が遅れるケースがあることから、妊娠する可能性がある女性はふだんから葉酸を摂取するよう呼び掛けています。
 日本産婦人科医会の理事で、国立病院機構横浜医療センターの平原史樹院長は、「病気の発症率が高い水準で止まっていて、改めて葉酸の大切さを広く知ってもらいたい」と話しています。

 2018年4月8日(日)

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