■中国本土の死者、3000人超え 感染者は139人増の８万409人に

　中国政府の国家衛生健康委員会は５日午前、新型コロナウイルスの感染による中国本土の死者が、５日午前０時（日本時間午前１時）時点で前日より31人増えて3012人になったと発表しました。総死者のうち2305人は、新型コロナウイルス流行の中心地である湖北省武漢市で確認されました。
　新規感染者は前日の119人からやや増えて139人で、国内の感染者は８万409人となりました。
　また、５日から海外からの入国者の感染状況が新たに発表された。５日午前０時までの24時間で２人の感染が確認され、累計で20人になりました。
　国営新華社通信などによると、感染者が増えているイタリアから浙江省に帰国した中国人８人の感染が３日までに確認されています。
　中国本土内の感染者の増加ペースは減速傾向にある一方で、海外では増加傾向にあり、中国当局は感染者の入国を警戒しています。
　南部の広東省は４日、イタリアや日本、韓国、イランなど感染が拡大する国からの渡航者に対し、自宅などで14日間の隔離を求めると発表しました。北京市なども、同様の措置をとっています。

　２０２０年３月５日（木）

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