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■ヨーロッパのサル痘感染、2週間で3倍に増加 WHOが緊急対応呼び掛け [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は1日、ヨーロッパのサル痘感染者数がここ2週間で3倍に増加したと指摘し、ヨーロッパ各国に緊急対応を呼び掛けました。
 WHOヨーロッパ地域事務局のハンス・クルーゲ事務局長は、サル痘の感染拡大を防ぐためには「緊急かつ協調的な行動が不可欠」だと指摘。WHOは今のところ、サル痘を巡り「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言していないものの、宣言の是非を近く再検討する予定だとしました。
 サル痘は5月以降、従来の流行地域であるアフリカ中部・西部以外の地域での感染例が急増。これまでに31カ国・地域で感染が報告されています。クルーゲ事務局長は、世界の感染者のうち9割に当たる4500人がヨーロッパで確認されたと説明。ヨーロッパは感染拡大の中心地で順にイギリスが1076人、ドイツが838人、スペインが736人、ポルトガルが365人、フランスが350人となっています。
 サル痘に感染すると、発熱の後に発疹が現れ、かさぶたになります。通常、症状は軽度で、多くは2~3週間以内に自然治癒します。
 アメリカ保健当局は6月28日、国内の感染拡大地域に対して5万6000回分のサル痘ワクチンを配布すると発表。認可済みサル痘ワクチンの唯一の製造元であるデンマークの製薬企業ババリアン・ノルディックは1日、アメリカに250万回分のワクチンを追加で出荷すると発表しました。

 2022年7月2日(土)

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RichardSoymn

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by RichardSoymn (2022-07-03 14:03) 

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