■医療ミスで胃に人工肛門造設、患者家族が成田赤十字病院側を提訴 [健康ダイジェスト]
2022年に千葉県成田市の成田赤十字病院で受けた手術で、誤って人工肛門(ストーマ)を大腸ではなく胃に造設されて精神的苦痛を受けたとして、患者だった70歳代女性の家族が病院を運営する日本赤十字社(東京都新宿区)に計600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことが1日、わかりました。提訴は2月27日付。
病院は医療ミスを認め、「訴状はまだ確認できていないが、当院の不手際により、患者や家族に本来必要のない心配をおかけし、心からおわび申し上げる」としています。
訴状によると、女性は2022年2月、成田赤十字病院で手術を受けました。執刀医のほかにも医師2人が立ち会っていたのに、大腸の横行結腸か胃かを十分に確認することなく漫然と手術をして医療ミスを起こし、女性や家族が精神的損害を受けたとしています。
術後検査で人工肛門が胃に造設されていることが発覚。女性は再手術後、快方に向かっていましたが、2024年1月に死亡しました。手術と直接関係はなかったといいます。
原告代理人によると、病院側は、手術で切開した範囲が狭く、横行結腸かどうかの確認が不十分になったとみられると説明しました。女性の家族は「病院側の対応には納得できない。事案を公表し、二度と同じことが起きないようにしてほしい」と語りました。
2024年3月2日(土)
病院は医療ミスを認め、「訴状はまだ確認できていないが、当院の不手際により、患者や家族に本来必要のない心配をおかけし、心からおわび申し上げる」としています。
訴状によると、女性は2022年2月、成田赤十字病院で手術を受けました。執刀医のほかにも医師2人が立ち会っていたのに、大腸の横行結腸か胃かを十分に確認することなく漫然と手術をして医療ミスを起こし、女性や家族が精神的損害を受けたとしています。
術後検査で人工肛門が胃に造設されていることが発覚。女性は再手術後、快方に向かっていましたが、2024年1月に死亡しました。手術と直接関係はなかったといいます。
原告代理人によると、病院側は、手術で切開した範囲が狭く、横行結腸かどうかの確認が不十分になったとみられると説明しました。女性の家族は「病院側の対応には納得できない。事案を公表し、二度と同じことが起きないようにしてほしい」と語りました。
2024年3月2日(土)
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