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■病気 急性大腸炎 [病気(か行)]

[バッド(下向き矢印)]細菌が原因で大腸に起こる炎症
 急性大腸炎(大腸カタル)とは、急性胃腸炎の中で、主として赤痢、大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクターなどの細菌が原因となって、嘔吐(おうと)を伴わずに、炎症が大腸に限局しているような疾患を指します。
 実際には、急性胃腸炎と急性大腸炎の区別は、臨床症状だけでは付きにくいものです。
 急性大腸炎の症状としては、急性胃腸炎と同じように腹痛、下痢、発熱を伴います。特に下腹痛があり、しばしば渋り腹で、便意を催したりもします。下痢の便には、粘液、うみ、時には血液が混じります。
 血便が出る腸炎について、かつては「血便すなわち赤痢」という考えが強かったのですが、近年では赤痢菌による血便はほとんどみられなくなりました。
 現在、血便を出す下痢症で頻度の高いのは、サルモネラ菌とカンピロバクターによるもの。食中毒の原因菌として有名なサルモネラ菌とカンピロバクターは、腸炎の原因菌となることも多いのです。ほかに、病原大腸菌による血便もあります。
[バッド(下向き矢印)]細菌に有効な抗生物質で治療し、食事制限
 サルモネラ菌は抗生物質を使っても使わなくても、全身状態の管理さえしっかり行えば、その効果はほとんど変わらないと見なされています。
 カンピロバクターには、抗生物質のエリスロマイシンが効果的。そのほかの原因菌による場合も、その細菌に有効な抗生物質が用いられます。
 全身状態の管理は、胃腸炎と同じで、食事制限を行い、水分を十分に摂取します。下痢が少し治まったら、流動食から普通食へと移行していきます。なお、口から食べ物が取れない場合は、輸液を行う必要があります。

[ハート]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[ハート]




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