■新型のインフルエンザに漢方薬が有効 [健康ダイジェスト]
新型の豚インフルエンザの発症予防に漢方薬が役立ちそうだと、帝京大医学部の新見正則・准教授(外科)が11日、東京で開催中された日本内科学会総会・講演会で発表しました。
有効性がわかったのは、胃腸の働きをよくして、体力を回復する効果があるとされる補中益気湯(ほちゅうえっきとう)。病院でもよく使われる代表的な漢方薬の一つで、疲れ、食欲不振、胃弱、胃アトニー、夏ばて、風邪、痔に処方されています。
調査は昨秋、東京にある病院の職員358人(平均41歳)の協力を得て実施。半数の人に補中益気湯を4〜8週間毎日飲んでもらい、残り半数は飲みませんでした。8週間後までに、飲まなかった人で7人が新型インフルと診断されたのに対して、飲んだ人では1人だけでした。ただし、薬が合わず、途中でやめた人が14人いました。
新見・准教授は、「アレルギーなどがあってワクチンが使いにくい人もいる。漢方薬で予防するという選択肢があってもいい」と話しています。
2010年4月12日(月)
有効性がわかったのは、胃腸の働きをよくして、体力を回復する効果があるとされる補中益気湯(ほちゅうえっきとう)。病院でもよく使われる代表的な漢方薬の一つで、疲れ、食欲不振、胃弱、胃アトニー、夏ばて、風邪、痔に処方されています。
調査は昨秋、東京にある病院の職員358人(平均41歳)の協力を得て実施。半数の人に補中益気湯を4〜8週間毎日飲んでもらい、残り半数は飲みませんでした。8週間後までに、飲まなかった人で7人が新型インフルと診断されたのに対して、飲んだ人では1人だけでした。ただし、薬が合わず、途中でやめた人が14人いました。
新見・准教授は、「アレルギーなどがあってワクチンが使いにくい人もいる。漢方薬で予防するという選択肢があってもいい」と話しています。
2010年4月12日(月)
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