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■アルツハイマー型認知症の治療薬、相次ぎ国内販売へ [健康ダイジェスト]

 製薬各社が2011年にも相次いで、アルツハイマー型認知症の治療薬を国内で発売します。高齢化の進行に伴って同認知症患者の増加が予想され、治療薬の需要増が見込まれるためです。
 国内では現在、エーザイの「アリセプト」しか販売されておらず、各社はアリセプトとは異なるタイプや張り薬型を発売してシェア獲得を目指します。
 第一三共は、アリセプトと作用の仕組みが違う「メマンチン」の販売承認を、厚生労働省に対し薬事法に基づき申請中。米ジョンソン・エンド・ジョンソングループのヤンセンファーマ(東京都)は、「ガランタミン」を発売し、武田薬品工業と共同で販売します。
 メマンチンは、脳の神経細胞が壊れるのを防ぐ作用があります。ガランタミンは、アリセプトと同じように脳内の神経に情報を流すのに必要な物質アセチルコリンの分解を抑え、さらにアセチルコリンの産生も促します。2剤とも同認知症の世界的な標準治療薬で、アリセプトのように認知症の進行を緩やかにする効果が期待されています。
 張り薬型の「リバスチグミン」を発売するのは、ノバルティスファーマ(東京都)と小野薬品工業。背中などに張って使う経皮吸収型製剤であり、ノバルティスファーマでは「認知症患者は薬を飲んだのを忘れてしまうことがあるが、張るタイプなら使用を確認できる」としています。
 国内のアルツハイマー型認知症患者は100万人以上ともいわれ、現在の治療薬の市場は薬価ベースで約1000億円という試算もあります。

 2010年5月8日(土)




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