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■子供が受診する病院は屋内禁煙に 厚労省、12年度から [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は26日、子供の患者が受診する医療機関では、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の害を防ぐため原則的に屋内全面禁煙とする方針を決めました。同日の中央社会保険医療協議会(中医協)に提案、了承されました。
 診療報酬の要件にするなどの方法で、2012年度から実施します。
 対象となるのは、小児患者のほか生活習慣病や呼吸器疾患の患者らが受診する医療機関。ほとんどの病院や多くの診療所が該当するとみられます。
 厚労省によると、08年の調査では、屋内全面禁煙になっている病院は63・8パーセントで、分煙が35パーセント、対策なしが0・5パーセントでした。
 厚労省は「受動喫煙による健康への悪影響は明らか」として、病院の禁煙化の遅れを問題視。しかし、院内での喫煙が認められることの多い末期がん患者らへの配慮が必要として、何らかの例外を設けることも検討しています。
 受動喫煙についての健康影響は、流涙、頭痛などの症状だけでなく、肺がんや虚血性心疾患などの疾患の死亡率が上昇したり、非喫煙妊婦でも低出生体重児の出産の発生率が上昇するといった研究結果が近年多く報告されています。小児では喘息、気管支炎といった呼吸器疾患などと関連があると報告されています。また、乳児では乳幼児突然死症候群と関連があると報告されています。

 2011年10月26日(水)




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