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■飲酒量多い女性、脳卒中リスク1・5倍以上 大阪大などが調査 [健康ダイジェスト]

 1日当たり、日本酒なら1合以上、ビールなら大瓶1本以上を飲酒する女性は、時々しか飲酒しない女性と比べ、脳卒中になるリスクが1・5倍以上高くなるという研究結果を、大阪大学と国立がん研究センターのチームがまとめました。
 大阪大学の池原賢代特任助教(公衆衛生学)と国立がん研究センターのグループは、岩手県や長野県など全国9つの地域に住む40歳から69歳までの健康な女性4万7000人を対象として、平均で17年間追跡調査し、飲酒と脳卒中や心筋梗塞などの発症との関係を調べました。
 その結果、1日平均で、日本酒なら1合から2合、ビールなら大瓶1本から2本を飲む女性は、月1~3回の時々しか飲まないという女性と比べ、脳卒中になるリスクが1・55倍高くなっていました。また、日本酒で2合以上、ビールだと大瓶で2本以上飲む女性では、脳卒中になるリスクは2・30倍高くなっていました。
 脳卒中のうちでも特に脳内出血のリスクが顕著で、1日平均で日本酒2合以上、ビールだと大瓶2本以上飲む女性では、2・85倍高くなっていました。心筋梗塞では発症者が少なく、はっきりした傾向がみられませんでした。
 これまで男性では飲酒の量が多くなると脳卒中になるリスクが高くなることが報告されていましたが、女性を対象にした調査結果は今回が初めてだということです。
 女性は男性よりも小柄で肝臓も小さいため、アルコール代謝が遅くなります。このため、男性と同じ量を飲んでも体にかかる負担は大きいといいます。
 調査結果をまとめた大阪大学の池原特任助教は、「最近は女性の飲酒は頻度も量も増えているとみられるが、健康維持のためには、女性の飲酒は1日当たり日本酒なら1合未満、ビールなら大瓶1本未満に抑えるのが望ましい」と話しています。

 2013年9月26日(木)




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